☆単回・・・単回聴講可
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日程 | 時間 | プログラム | 講師 | 単回 |
11月20日 | 10:00-12:00 | 運動器の問題(概論) | 中村格子 | ☆ |
13:00-15:00 | 多様なダンスの個性を知る~動いて知るダンス用語~ | 水村真由美 | ☆ | |
15:20-17:20 | 皮膚のトラブル 対処と予防 | 上田由紀子 | ☆ | |
12月4日
【併催:日本整形外科学会教育研修会】 |
10:00-12:00 | 膝の外傷と治療ーACLを中心に | 内山英司 | ☆ |
13:00-15:00 | 腰痛、骨盤痛の治療と予防 | 金岡恒治 | ☆ | |
15:20-17:20 | 足の外傷・障害と治療 | 田中康仁 | ☆ | |
12月18日 | 10:15-12:15 | 怪我の予防と軟部組織理学療法 | 福井勉 | |
13:05-15:05 | 身体を鍛える・整える~ダンサーのためのピラティス | 杉本亮子 | ||
15:20-17:20 | 劇場等での応急処置・緊急時対応の実際(テーピング含む) | 瀬尾理利子 田原和幸 |
||
1月8日 | 10:00-12:00 | ダンスの動作特性~ダンス傷害予防から考える~ | 水村真由美 | ☆ |
13:00-15:00 | ダンサーの食事・栄養 | 岸昌代 | ☆ | |
15:20-17:20 | 稽古場・劇場環境、生活環境、トレーナーの役割 | 小曽根史代 | ||
1月15日 | 午前 | 鑑賞1 ブレイクダンス | ||
午後 | 鑑賞2 クラシックバレエ | |||
1月29日 | 10:15-12:15 | ダンサーのスクリーニング | 鍋田友里子 | ☆ |
13:05-15:05 | 身体を鍛える・整える~ダンサーのためのアレクサンダーテクニーク | 石坪佐季子 | ||
15:20-17:20 | 身体を鍛える・整える~ダンサーのためのトレーニング | 加古円 | ||
2月5日 | 10:00-12:00 | ダンサーに必要な体力(休養・トレーニング含む) | 水村真由美 | ☆ |
13:00-15:00 | メンタルトレーニングの理論と実際 | 白石豊 | ☆ | |
15:20-17:20 | ウーマンズヘルス | 木下紗林子 | ☆ | |
2月19日 | 10:15-12:15 | 身体を鍛える・整える~ダンサーのためのジャイロキネシス | 山﨑悦子 | |
13:05-15:00 | バレエレッスン見学&質問タイム | |||
15:30-17:00 | 修了試験 |
運動器の問題(概論)[11月20日 10:00-12:00]☆単回
ダンサーズヘルスケアとトレーナーセミナーのスタートとなるこの講座は、ダンサー特有の障害、外傷、その発生率や発生原因をレベル別、年齢別により詳しく知ることで、これから始まるダンサーのケガの各論の理解を深めていきます。ダンサーに欠かせないジェネラルな診察、評価方法、そこから見えてくる具体的な予防的なプログラムの構築方法・パフォーマンスアップのトレーニングの提案について考えていきます。
講師:中村格子(医療法人社団BODHI Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長 整形外科医 NPO法人芸術家のくすり箱理事)
横浜市立大学大学院医学専攻科卒業(医学博士)。自治医科大学整形外科 日光市民病院、国立スポーツ科学センター等を経て、2014年 Dr. KAKUKOスポーツクリニックを開業。 新体操競技日本代表をはじめ各種競技のトップアスリートのメディカルサポート、ダンサーの治療でも活躍する。また、理論に基づいたわかりやすい指導が一般のクライアントにも定評があり、「大人のラジオ体操」はシリーズ累計80万部超など、著書多数。ポールスターピラティスジャパンアンバサダー、MELT Method® 公認インストラクター、日本体操協会専任メディカルスタッフ。
多様なダンスの個性を知る~動いて知るダンス用語~ [11月20日 13:00-15:00]☆単回
ダンスと一言でいっても、さまざまなジャンルがあります。またダンス毎に、動きに名前がついており、ダンサーやダンス教師の間では、日常的な用語として使われています。本講義では、さまざまなダンスの基本としても行われるバレエを中心に、基本的なダンス用語を、実際に動きながら解説します。自分の身体でダンスの動作を体験しながら、ダンス用語を知ることは、言葉の知らない国に行くときに、その国の言語で、カタコトでも日常会話の挨拶ができるようになることに似ているかもしれません。ダンスの動きをより理解するために、またダンスの現場との距離を縮めるためにも、動作の体験を通じてダンス用語を知ることは、ダンスの動きの非日常性を知り、ダンサーの身体をより深く知ることに役立つと考えます。
講師:水村真由美(お茶の水女子大学 基幹研究院 教授 NPO法人芸術家のくすり箱理事長)
1997年東京大学大学院博士課程修了、博士(教育学)取得。1997年同大学助手、1998年お茶の水女子大学講師、助教授、准教授を経て、2017年より教授、現在に至る。2003年クィーンズランド大学身体運動学部客員研究員。2010年より日本ダンス医科学研究会代表理事。2005年より芸術家のくすり箱理事、2018年より同理事長。日本体力医学会評議員、国際ダンス医科学会、アメリカスポーツ医学会などの会員。6歳よりバレエを始め、1989~91年谷桃子バレエ団所属、お茶の水女子大学在学中にて創作舞踊を学ぶ。著書に「ダンサーなら知っておきたい「からだ」のこと」「ダンサーなら知っておきたい「トレーニング」のこと」等。
皮膚のトラブル 対処と予防[11月20日 15:20-17:20]☆単回
ダンサーや舞台人だからこその皮膚のトラブルは少なくない。マメやタコ、靴擦れがパフォーマンスに影響を及ぼすことは想像に難くないであろう。疲れによる肌荒れ、ニキビやヘルペス、脱毛後のケアなどはもとより、舞台化粧が映えるように肌のコンディションを整えることも大事である。舞台にでるからこそ、一般人とは違って本番前後のスキンケアの配慮や対処が必要となる。現場の皆さんが皮膚のどんなことで困っていて、どのように対処すべきか、を相談しましょう。
講師:上田由紀子(ニュー上田クリニック 国立スポーツ科学センター 皮膚科医)
東京大学医学部医学科卒業。同皮膚科教室入局。1984年、千葉県浦安市ニュー上田クリニック開業。2001年より、国立スポーツ科学センター皮膚科兼業。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
膝の外傷と治療ーACLを中心に[12月4日 10:00-12:00]☆単回【併催:日本整形外科学会教育研修会 [2][12] S】
ダンサーの膝の外傷の特徴と治療上の留意点について解説。大きなジャンプ動作で発生している膝前十字靭帯断裂の再建術は、手術やリハビリにおいても特に他競技と異なる配慮を行う必要がある。多くのダンサーの症例から、そのポイントを紹介します。
講師:内山英司(稲波脊椎・関節病院副院長・顧問 整形外科医)
北海道大学医学部卒業。東京大学整形外科学教室入局。日立総合病院整形外科等を経て、1987年関東労災病院スポーツ整形外科部長就任。2015年より現職。専門はスポーツ外傷・障害。特に、足関節、膝関節、アキレス腱断裂、膝前十字靭帯断裂、疲労骨折。2001年~2005年オリンピック専任スポーツドクターとして活動。現在、日本バスケットボール協会スポーツ医科学委員、日本臨床スポーツ医学会評議委員、Kバレエカンパニー メディカルアドバイザー。著書に『アキレス腱断裂の治療』(2016)。〈受賞〉第9回秩父宮記念スポーツ医・科学奨励賞(2006)他多数。
腰痛、骨盤痛の治療と予防[12月4日 13:00-15:00]☆単回【併催:日本整形外科学会教育研修会 [2][11] S】
パフォーマンスを追求するダンサーは、アスリート同様に腰痛を訴える頻度が多い。腰痛は、さまざまな疾病に由来するがゆえ、特にプライマリ・ケアで求められる“震源地(=病態)と震度(=障害程度)” の適切な評価方法と最適な対処は、治療やコンディショニングにあたるうえで重要である。本講義では、ダンサーに多い腰痛、骨盤痛についての疾病の整形外科の治療法の紹介とともに、予防的対処についてお伝えしたい。『腰痛のプライマリケア』(文光堂)にて予習いただけば、より理解度を高める助けになるだろう。
講師:金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 整形外科医師)
1988年筑波大学卒業。筑波大学講師を務めた後に2007年から早稲田大学でスポーツ医学の教育・研究にたずさわる。シドニー、アテネ、北京五輪の水泳チームドクターを務め、ロンドン五輪にはJOC本部ドクターとして帯同した。アスリートの腰痛予防研究に従事しており、体幹深部筋研究の第一人者。著書に「腰痛のプライマリケア」(2018年文光堂)他。
〈資格等〉日本整形外科認定医・脊椎脊髄病医。日本脊椎脊髄病学会認定指導医。日本体育協会認定スポーツドクター、他。
足の外傷・障害と治療[12月4日 15:20-17:20]☆単回【併催:日本整形外科学会教育研修会 [2][12] S】
足はダンサーの外傷・障害の中でも最も多い部位であり、足の基本的な知識はダンス医学にかかわる方々にとり、必須のものであります。足はどんな地面でも接地できるように柔軟な構造をしておりますが、本講演でははじめに足の機能解剖を詳解いたします。それをご理解いただいた後に、様々なダンスによる足の外傷・障害について解説いたします。ダンサーにとって関節可動域はとても大切であり、最後にダンサーの特性に合わせた治療法についてもご紹介いたします。
講師:田中康仁(奈良県立医科大学整形外科 教授)
奈良県立医科大学卒業。同整形外科助手、講師を経て2009年教授。2018年、同大学附属病院副病院長就任。足のスペシャリストとして知られ、特に外反母趾においては日本のトップランナーであり、国内でも有数の症例数を持つ。患者のみならず国内外の医療者からの信頼も厚く、同大学に集結し、指導を仰いでいる。
怪我の予防と軟部組織理学療法[12月18日 10:15-12:15]
さままなコンディショニングの中で、自分の身体の現状をセルフチェックすること、特に軟部組織が骨に対してニュートラルポジションにあることは重要です。頸部の側屈、回旋というような単純な動作から、アラベスクのような基本動作あるいはパフォーマンスの極限に至るすべての過程において、軟部組織の位置と滑走性が影響を及ぼします。身体状態をニュートラルポジションに戻す方法にセルフコンディショニングに加えることで、ストレッチングなどでは達成できない身体の状態を維持することが可能になり、またこの状態はさらに複雑なパフォーマンスにも影響を与え、怪我の予防にもつながります。本講義では、運動学的説明をおこなったあと、トレーナーやダンサーが実践できる軟部組織へのアプローチ法を中心に紹介し、体験しながら変化を感じていただきます。
講師:福井勉(文京学院大学副学長/教授 理学療法士 医学博士(昭和大学、整形外科) 日本ダンス医科学研究会理事 NPO法人芸術家のくすり箱理事)
昭和大学藤が丘病院、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院等を経て、2006年文京学院大学教授。専門分野は、運動器疾患の理学療法・動作分析の臨床応用。関節モーメントと腱炎の関係、スポーツ外傷の発生要因等を主な研究テーマとする。著書に「テーピング療法最前線」(医道の日本社)、「新・ブラッシュアップ理学療法」(Human Press)、他多数。
身体を鍛える・整える~ダンサーのためのピラティス [12月18日 13:05-15:05]
J・H・ピラティス氏によって提唱された、身体運動についての考え方「コントロロジー」、そしてそれを強化するための各種エクササイズをどのようにダンサーの役に立てていくかを、独特な呼吸法「インプリンティング」をタイミングよく行いながら体を動かすエクササイズ「ロールアップ&ダウン」を取り上げ、様々な状況に応じてどのようにモディフィケーション(エクササイズの調整)を行なっていくかを解説、実演する。
講師:杉本亮子(CMA マットピラティスインストラクター)
お茶の水女子大学大学院修士課程人文科学研究舞踊教育学専攻(動作学)修了。文化庁在外研修員としてNew Yorkにてダンスとボディ・コンディショニングの研修をおこなう。Laban/Bartenieff Institute of Movement StudyにてCMA(Certified Movement Analyst)、Physical Mind Instituteにてピラティス・マットエクササイズの指導資格を取得。現在は昭和音楽大学、日本バレエ協会サマースクール、アーキタンツ等にて、ボディ・コンディショニング指導や解剖学、運動生理学の講義をおこなっている。
劇場等での応急処置・緊急時対応の実際(テーピング含む)[12月18日 15:20-17:20]
バレエやコンテンポラリーダンスの公演のサポートとして行ったフィジカルチェックで見えてきたことや緊急時対応の事例、コロナ禍における感染症予防や対策を紹介を紹介。ドクターとトレーナーの連携がどのように行われたのか、芸術団体にはどのようなサポートが望まれるのかなど、リアルな経験をベースにお伝えする。ニーズの高いテーピングは、ダンサーのサポートの基本のキとして、解説、演習する。
講師1:瀬尾理利子(Lilly’s Sports Clinic院長 横浜市スポーツ医科学センター整形外科医 スポーツドクター NPO法人芸術家のくすり箱理事)
医学博士。くすり箱立ち上げから運営に携わる現理事。Lilly’s Sports Clinic院長。日本オリンピック委員会強化スタッフ。日本ダンススポーツ連盟・日本体操協会・日本レスリング協会・日本ウエイトリフティング協会医科学サポートスタッフ。東京オリンピックでは体操競技・レスリングに従事。高校まで器械体操、大学でジャズダンス。趣味:ミュージカル、バレエ、アニメ鑑賞。
講師2:田原和幸(たばる鍼灸整骨院院長 柔道整復師 鍼灸師 JASPO-AT)
オリンピック選手、プロのダンサー、アスリートから一般の方まで。バレエ、新体操、力士、柔道などに幅広い競技に精通し治療経験豊富。グラストンテクニックによる筋膜リリースを得意とする。元フェアリ–ジャパンPOLAトレーナー、現東京女子体育大学新体操部、コマツ女子柔道部トレーナー、日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学スタッフ)。
ダンスの動作特性~ダンス傷害予防から考える~[1月8日 10:00-12:00]☆単回
運動によって発生する障害予防を考えるうえで、その種目で頻繁に、あるいは繰り返し行われる動作を理解することは重要です。また頻繁に行う動作にみられる個性(クセ)が、障害発生のリスクとなる場合が多くあります。本講義では、バイオメカニクスの手法を用いて、ダンスの動作特性を分析した研究成果を踏まえて、ダンスで頻繁にみられる動作の運動学的および運動力学的特性を知ること、またその中でも障害発生に関連する要因を知ることにより、ダンスの動作が原因となる障害を予防するための基礎知識をお話します。
講師:水村真由美(お茶の水女子大学 基幹研究院 教授 NPO法人芸術家のくすり箱理事長)
ダンサーの食事・栄養[1月8日 13:00-15:00]☆単回
“成長期のジュニアダンサー”から“リタイア後の指導者”までのライフステージに対応した食事・栄養面からのコンディショニングのポイントをお伝えします。また、ダンサーの「ふだんの食事」「舞台での役柄づくりのためのウエイトコントロール」「舞台前の食事」などの場面を想定した展開例もご紹介します。“ダンサーズヘルスケアトレーナー”を目指す方はもちろん、ダンサーや指導者の方にもお役立ていただける内容です。
講師:岸昌代(東京家政大学家政学部准教授 管理栄養士 公認スポーツ栄養士 ≪パフォーマンス 食サポート≫主宰)
大学病院、保育園、保健所での勤務を経て、現職。日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学スタッフ)(ダンススポーツ)。東京都競技力向上テクニカルサポート事業 栄養サポートスタッフ(2009~2019年)。対象者の現在から未来のセカンドステージまでを見据えて、アプローチしています。ダンサーの生涯の伴走者でありたいと思っています。
稽古場・劇場環境、生活環境、トレーナーの役割 [1月8日 15:30-17:20]
本プログラムでは、日本のダンサーの活動環境について、さまざまなデータを用いて解説する。多ジャンルとの比較、他国との比較、スポーツとの比較からみえてくる、日本のダンサーの活動現場の実体を把握し、そのうえで、医療者や各種トレーナーに求められる役割をみなさんと共有します。
講師:小曽根史代 (芸術家のくすり箱 理事)
お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒業後、スポーツクラブ運営会社、IT企業等で、健康教育、労務管理に携わる。2005年、芸術家のくすり箱立ち上げ時より、参加。2009年より理事。セミナー企画・運営、アーティストサポートプログラム等、すべての事業に携わり、芸術家と医療者をつなぐネットワーク構築に奔走。日本の芸術家の才能が活かされる芸術活動環境改善の一環として「ヘルスケア」の普及に務める。
鑑賞1 ブレイクダンス[1月15日 午前]
2024年パリオリンピックの新種目として登場する「ブレイクダンス」。
数々の大会で優勝を重ねるDRAGON氏、WINGZERO氏を迎え、ブレイクダンスのレクチャー&デモンストレーションを開催。
DRAGON
1998年にTV「RAVE2001」の影響でダンスを始める。 2002年FOUNDNATIONを結成。国内外で数々の優勝をもぎ取り、その名を 世界に轟かし続けている。
趣味が高じてダンサーの中のオタクを集めた 「RAB」を結成。YouTubeやニコニコ動画で100万再生規模の動画を量産するほど人気のチャンネルとなっている。 またTVなどのメディア出演や有名アーティストのバックダンスなどをしている。
WINGZERO
ブレイクダンスチームFOUND NATIONの結成時から第一線で活動しているコアメンバー。
ブレイクダンスの世界大会、IBEのフットワーク部門において2012年・2013年と二年連続で優勝。
2016年にはブレイクダンス界で最も権威のある世界大会「FREESTYLE SESSION WORLD FINAL」にてチームメンバーのRYO-FLOW,ISSEIと共に出場し、日本人初の優勝を成し遂げた。
2020年には株式会社FNMDを立ち上げ、ブレイクダンスに関わるアーティストマネージメント、アパレルブランド、YOUTUBE運営など多岐にわたって活動している。
鑑賞2 クラシックバレエ[1月15日 午後]
『シンフォニー・イン・C』©The George Balanchine Trust
新国立劇場バレエ団『ニューイヤー・バレエ』劇場公演鑑賞(S席)
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ダンサーのスクリーニング[1月29日 10:15-12:15]☆単回
アメリカをはじめとするダンス医療先進国では、より健康に長く踊るための怪我防止対策としてダンサーが受けるヘルスチェック(カウンセリング・身体検査)のことをスクリーニングと言います。スクリーニングは怪我を防ぐためだけでなく、自分の弱点を克服してダンスのテクニックを向上させるための大切な工程です。本ウェビナーでは、ダンス特有のスクリーニングの検査方法とセルフケアのためのホームプログラムをモデルのデモを使って解説します。ダンス障害予防の重要性とスクリーニングの役割について理解を深めていただくことを目的とします。
講師:鍋田友里子(理学療法士(日・米)、米国理学療法臨床博士 (DPT))
New York University Langone Medical Center に8年間勤務。帰国前の6年間はダンサー専門理学療法外来ハークネス センター フォー ダンス インジャリーズ(Harkness Center for Dance Injuries)に所属した。その間、外来でダンス傷害の理学療法を提供し、ブロードウェイなど劇場に赴く理学療法士としても傷害予防にも携わった。2016年〜2020年は日本にてダンサーケアに携わる医療者やトレーナーの指導活動を行う。2018年〜2020年11月まで芸術家のくすり箱理事、2020年12月アドバイザー就任。米国在住。
身体を鍛える・整える~ダンサーのためのアレクサンダーテクニーク[1月29日 13:05-15:05]
アレクサンダー・テクニークは、ダンサーを含む舞台芸術家が多く取り入れている、身体と心の使い方のトレーニング法です。表現力の向上、動きや痛みの改善、怪我の予防、パフォーマンス力の強化に役立ちます。 一人一人が持っている肉体的精神的な習慣を見直し、パフォーマンスの中で本来持っている力を引き出す為の指導手法です。今回の講座ではその原理の概要と具体例を紹介します。
講師:石坪佐季子 (アレクサンダー・テクニーク東京スクール代表 ATI教師認定スポンサー JATS会員)
ロングアイランド大学健康科学部理学療法士科修士。ブルックリン大学表現芸術科、東京芸術大学音楽科、新国立劇場演劇養成所、日本ダンス医科学研究所などで指導経験を持つ。国内外で20年以上活動している。
身体を鍛える・整える~ダンサーのためのトレーニング[1月29日 15:20-17:20]
ダンサーがパフォーマンスをあげたいと思うとき、アスレティックトレーナーの目線での身体の問題点をトレーニングで修正することで効果をあげられると実感しています。本セミナーでは、これまでのダンサーへの指導経験から、トレーナーとして重要な「評価」と、「トレーニング法」を紹介します。痛みや不調部位だけにとらわれず、身体全体をダンサー自身がとらえられ、トレーニングを継続していけるようなサポートが、ケガ予防にもパフォーマンス向上にも役立つでしょう。
講師:加古円 (Lotus Sports Performance代表 BOC公認アスレティック・トレーナー)
Eastern Washington University スポーツ医学・アスレティックトレーニング専攻卒業。帰国後、ラグビーの現場を中心に、トレーナー活動。専門学校の非常勤講師にも複数年携わり、後進の指導にも力を注ぐ。Lotus Sports Performanceを拠点に、ダンサー及びフィギュアスケーターなどのアスリートのトレーニング、一般女性の身体のケア、コンディショニング、リハビリ指導を担当。
ダンサーに必要な体力(休養・トレーニング含む)[2月5日 10:00-12:00]☆単回
アスリートとしてのダンサーという表現があるように、ダンサーは、アスリートと同様に、体力を高めることが、パフォーマンス向上だけでなく、傷害予防の観点からも重要です。舞台で踊られるダンスの運動強度から、舞台でより良いパフォーマンスを行うために必要な体力を考えると同時に、日々の練習の運動強度から、ダンスの練習に加えて、行うべきトレーニングを考えます。また本番の舞台で最も高いレベルの踊りを踊るためには、日々の生活をどのように過ごすか、体調管理も含めたダンサーのコンディショニングについてもお話します。
講師:水村真由美(お茶の水女子大学 基幹研究院 教授 NPO法人芸術家のくすり箱理事長)
メンタルトレーニングの理論と実際[2月5日 13:00-15:00]☆単回
能力はあるのに、ネガティブな感情に囚われ実力が発揮できない人がいる一方で、そのような状況に陥らず実力を発揮し続けている人がいます。彼らはどのように自分のメンタルと向き合っているのか。さまざまなプロスポーツ選手を指導し成果を残すメンタルコーチとしての手法を公開します。ダンサーの本番での実力発揮のサポートにお役立ていただきたい。
講師:白石豊(福島大学名誉教授)
日本ヨーガ療法学会理事などをつとめる一方で、30年以上にわたりプロ・アマを問わずトップスポーツ選手にメンタルトレーニングの指導を行い成果を挙げている。アトランタオリンピックでは女子バスケットボール日本代表チーム、シドニーオリンピックでは新体操日本代表チームのメンタルコーチをつとめた。
ウーマンズヘルス[2月5日 15:20-17:20]☆単回
月経や妊娠・出産など、産婦人科領域は、アスリート並みに身体を使ってパフォーマンスを実現する女性ダンサーにとって、特有の問題があり、対策が必要な分野です。しかし、デリケートな問題とされるがゆえに、トラブルが表面化しにくく、個人レベルで悩みを抱えてしまっていることが少なくありません。本プログラムでは、トレーナーや指導者および当事者であるダンサーが、おさえておくべき婦人科の問題と対策法を紹介します。芸術活動現場で共通認識をもって、適切な対応が行われることで、健康を損なわず、安心して活躍される一助となることを目的とします。
講師:木下紗林子(東京大学医学部附属病院 病院診療医)
2008年獨協医科大学卒業、 2018年東京大学大学院生殖発達加齢医学専攻、学位取得。 2010年より東京大学産婦人科学教室に属し、妊娠、出産、婦人科癌、女性ヘルスケアの診療、研究を行う。 2019年より厚生労働省に出向し、周産期医療提供体制や地域医療構想、新型コロナウイルス対策の業務を担当した。 現在は東京大学医学部附属病院女性診療科・産科女性アスリート外来を担当し、女性アスリート特有の健康問題に関して、診療を行っている。
<資格> 医学博士、産婦人科専門医、日本パラスポーツ協会公認障がい者スポーツ医
身体を鍛える・整える~ダンサーのためのジャイロキネシス[2月19日 10:15-12:00]
ダンサーに人気のコンディショニングメソッドとして知られるジャイロキネシス®は、創始者ジュリオ・ホバスのメソッドの基本となるもので、マシーンを使わずに行います。ヨガ、太極拳、ダンス等のセンスをひとつにした”流れるような動きと呼吸のパターンを組み合わせて行うワークで、筋肉や関節のバランスを整えると同時に血流を促し内臓まで活性化させる事を目指します。(以降は今回用に付け加える案)今回のプログラムでは、みなさんに体験していただきながら、ダンサーに活かされるこのメソッドの特性をお伝えします。
講師:山﨑悦子(ホワイトクラウドTOKYO主宰 ジャイロトニック®/ジャイロキネシス®スペシャライズドマスタートレーナー)
モダンダンスの師の勧めでダンサーとしての自身の身体作りのため、NYのホワイトクラウドスタジオにて、GYROTONIC®, GYROKINESIS® のトレーニングを始める。1995年ジュリオ・ホバスにジャイロトニック®のトレーナーに認定され、日本に初めて GYROTONIC® を紹介し、WHITE CLOUD®TOKYO をオープンする。現在ジャイロトニック®・ジャイロキネシス®をプロフェッショナルダンサーから一般まで指導するとともに、海外研修や、トレーナーの育成にも力を注いでいる。
バレエレッスン見学&質問タイム[2月19日 13:05-15:00]
東京シティ・バレエ団 レッスン見学
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