コンディショニングに不可欠な「食事」
舞台でのパフォーマンスを高めるためには、からだのコンディションを整え、日々のレッスンを積み重ねていくことが大切です。コンディションには様々な要素が関連していますが、なかでも毎日の食事からの充分な栄養補給は、コンディショニングのための重要な要素のひとつです。活動量に見合ったエネルギー量や栄養素をとることで、疲れにくい元気なからだをつくることができます。そこで今回は、毎日の食生活を充実させるポイントをご紹介します。
食事の基本型
食事を用意するときには「主食・主菜・副菜・乳製品・果物」を組み合わせて、そろえましょう。そうすると、簡単にいろいろな栄養素をバランスよくとることができ、食事の「量」と「質」を整えることができます。この基本のイメージを覚えておくと、組み合わせ次第で、コンビニメニューでもバランスのよい食事にすることができます。
活動内容に合わせた食事の応用例
忙しいときのコンビニ活用術
本番が近くなったり、旅公演では生活が不規則になりがちです。料理する時間もないし食べるのも面倒…なんていうこともあるかと思います。そんなときには、「食事の基本型」をイメージすればコンビニなどで買ったものでも、大丈夫!
食べる時間もない?!場合の補食活用術
断続的なリハーサルで食べる時間がなかなかとれない…という経験のある方も多いと思います。そんなときには、どうしていますか?
空腹でエネルギー不足のままでは、よいパフォーマンスができないばかりか、疲れがたまる原因となります。そんなときには、炭水化物(糖質)を多く含む食品を中心に、補食をとりましょう。手軽にとれるおにぎり、ロールパンやカステラ、バナナなどは補食に向いています。楽屋などに常備しておいても便利です。
補食にむいている食品例
制作:NPO法人芸術家のくすり箱 監修:岸昌代(管理栄養士/日本女子体育大学大学院) [2010.1作成]